海辺の窓からは、あたたかい金色の夕日が見えます。
海辺の窓からは、あたたかい金色の夕日が見えます。
突然の生活の変化にすぐに順応できるという事は、
認知症の方にとっては我々の想像以上に難しく、苦しい事の様です。
少しでも安心できるものに囲まれて、御家族様の体温や匂いの中で、
『ここは落ち着ける場』『ここに居てもいいのかな』という受け入れをして頂き、
『私の家』『私の部屋』という認識をお持ち頂ける様に、
ゆっくりと新しい馴染みの“場”を作って頂ければと思います。
入居時には使い慣れたベッド、家具、思い出の品などをお持ち下さい。
明るく清潔な浴室を設けています。各所に手すりをつけ安全対策も万全です。
また源泉(敷地内に自墳する源泉を有しています)からひく温泉は
神経系疾患、リューマチ、呼吸器病、胃腸病に効能を発揮します。
ある日の食事メニューです。
横につけているメニューは入居者様に書いて頂きました。
特別なものはご提供できませんが、入居者様方に手伝って頂きながら、
家庭料理をお出ししています。
時に
『塩屋の遠か(塩が足りない)』
『かとして食べえん(硬くて食べれない)』等と
厳しい言葉を頂いたりしますが、
概ね『美味しかったよ』という言葉を食事の終わりに頂きます。
食事は入居者様方にとって、楽しみであり、同時に職員にとっては、
皆様の体調や今日の調子を知る術の一つであり大変重要なのです。
施設の近所には、ゆっくりと散策できる散歩コースが充実しております。
上の川湧水
昔から庄屋元前の湧水として住民に親しまれ、寛永六年のキリシタン殉教史の悲話にも出てくるほどの古い歴史を持つ湧水。こんこんと湧き続ける清らかな水を求めて、町内外から訪れる人が絶えない。
入徳翁碑
太閤秀吉が朝鮮出兵をした時に構えた名護屋城の陣内に建立された六坊の一宇を明治二十七年に当地へ移転。小浜の湯の効能を世に広く知らしめた中国の漢方医 穎川入徳(えがわにっとく)の恩徳を顕彰した巨石の「入徳翁碑」が境内にある。
小浜歴史資料館
築一六〇年の本多湯太夫邸跡を貴重な歴史遺産として大切に保存し、小浜の歴史を築いた「本多湯太夫」の歴史や功績を紹介。また、足湯などの観光施設を設け、誰もが浴衣姿で気軽に訪れることができる。
炭酸泉
鉄分と炭酸分を多く含む冷泉。昭和十年代の一時期温泉水として代用したり、沸かして炭酸湯として入浴していた。いわゆる「炭酸」という感じではないが、独特の味わいのあるお湯なので試す価値があるかもしれない。